喘息の症状

喘息の検査・診断

喘息をうたがう症状と検査 2) 3)

喘息は、症状や検査の結果から、総合的に診断されます。

〈喘息をうたがう症状・所見〉

・問診・聴診所見

・発作性の呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)、咳、胸が締め付けられるような痛みや重みが繰り返し起こる。

・それら症状が、年間とおして季節の変わり目、天候の変化、時間帯は夜間、早朝、運動や呼吸器感染症などがきっかけで現れやすい。

・ほかのアレルギー疾患(スギ花粉症、アトピー性皮膚炎など)があったり、とくに子どもの場合は、家族に喘息の患者さんがいたりする。

〈主な検査〉

・気道炎症の検査(呼気中の一酸化窒素濃度(FeNO)、血液検査、喀痰検査など)
・気流制限の検査(呼吸機能検査(スパイロメトリー、強制オシレーション法など))
・気道過敏性の検査(呼吸機能検査(アストグラフ法など))
・アレルギーの検査(血液検査、皮膚検査)

これらの検査を行い、喘息かどうかや喘息の重症度、原因などを判断します。

【出典】

2) 一般社団法人日本喘息学会, 他: 喘息治療実践ガイドライン2024. 2024. 協和企画

3) 医療情報科学研究所: 病気がみえるvol.4 呼吸器. 2021(第3版). メディックメディア